あなたは、残りの人生も砂糖水を売ることに費やしたいのか、それとも世界を変えるようなチャンスが欲しいのか。

スティーブ・ジョブズ     アップル創業者

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatebu
  • Line
  • Copy

1981年、ペプシコーラで上級副社長をしていたジョン・スカリーをヘッドハンティングする時の、スティーブ・ジョブズが言った口説き文句。ジョン・スカリーはコカ・コーラへの対抗を打ち出すことで存在感を訴える宣伝キャンペーン「ペプシ・チャレンジ」を主導してペプシコーラの市場シェアを高めた人物で、こののちにアップルコンピューターの社長を務めることになる。

当然のことながらスティーブ・ジョブズは炭酸飲料を「砂糖水」と馬鹿にしていたのではない。ジョン・スカリーにより大きくて刺激的な仕事をするチャンスが訪れていることを伝え、そのチャンスを活かすべきであると勧誘したのである。

こうして1984年ジョン・スカリーはアップルの社長職に就くのだが、前年に立ち上げたパソコン・マッキントッシュの過剰生産による在庫に悩まされ、Appleは初の赤字に転落してしまう。ジョン・スカリーは業績悪化の原因をジョブズにあるとし、ジョブズをマッキントッシュ部門から外す決断をする。ジョブズはこれに反発し、ジョン・スカリーをアップルから追放することを画策。このジョブズのクーデターは失敗に終わり、1985年にジョブズはアップルを去ることとなった。

この名言を見ている方にお薦めの名言

スティーブ・ジョブズの他の名言